「予約機能を付けたいだけなのに、サイト全体を作り直さないとダメですか?」——答えは「いいえ」です。今あるホームページを活かしたまま、機能だけを後から追加することは可能です。
一方で、「そもそもホームページにどんな機能が付けられるのか」を一覧で知る機会は意外とありません。この記事では、2026年時点でホームページに追加できる機能を、目的別のカタログ形式で整理します。費用の目安、AI接客など2026年らしい新しい選択肢、失敗しない選び方までお伝えします。
作り直さなくても「機能だけ」追加できます
機能追加は、既存サイトへの組み込みから始められます。費用の構造はシンプルで、初期費用は0円で、機能ごとの費用だけです(税別)。
- サイト全体のリニューアルは不要(もちろん同時に行うことも可能)
- 1機能だけの導入からスタートできる
- 後から別の機能を追加していける
「リニューアルは数年先でいいが、予約の電話対応が限界」というような場合、機能だけ先に入れるのは合理的な選択です。どんな機能があるかは、できること(実際に触れる機能デモ)でデモを操作しながら確かめられます。
目的別・機能カタログ
「機能から選ぶ」のではなく、「困りごとから選ぶ」のがおすすめです。目的別に整理しました。
予約・問い合わせを増やしたい
| 機能 | できること | 費用目安 |
|---|---|---|
| ネット予約 | 24時間予約受付・空き状況表示・自動確認メール | 20〜32万円 |
| リマインド | 予約前日などに自動通知して無断キャンセルを防ぐ | 3〜4万円 |
| 高機能フォーム | 条件分岐や写真添付つきの問い合わせフォーム | 8〜13万円 |
| かんたん見積もりフォーム | 選択式の質問に答えると概算金額が出る | 5〜8万円 |
| 選択式チャット案内(AIなし) | 選択肢を押すだけでおすすめと概算を案内し、問い合わせへつなぐ | 13〜20万円 |
| クチコミ連携 | Googleクチコミなどをサイトに集約して表示 | 5〜8万円 |
| お知らせバナー・ポップアップ | 休業・キャンペーンなどの告知を見逃されない位置に表示 | 3〜4万円 |
電話でしか受け付けていなかった予約をネットに開放するだけで、営業時間外の取りこぼしが減ります。リマインドとセットにすると無断キャンセル対策まででき、相性の良い組み合わせです。
会計・注文を楽にしたい
| 機能 | できること | 費用目安 |
|---|---|---|
| オンライン決済 | 事前決済・カード払い対応で現地会計を削減 | 13〜20万円 |
| ECカート | 商品登録・カート・受注管理までのネット販売一式 | 25〜40万円 |
| モバイルオーダー | 客席のQRコードからスマホで注文 | 38〜60万円 |
| ローン・料金シミュレーター | 月々の支払いをその場で計算し、高額商材の検討を後押し | 5〜8万円 |
決済まわりは「レジ前の行列」「当日キャンセル時の未回収」など、お金に直結する困りごとを解決できる領域です。予約と事前決済を組み合わせると、無断キャンセルの損失を抑える効果も期待できます。
リピートを作りたい
- 会員機能(38〜60万円):マイページ・購入履歴
- LINE連携(10〜16万円):友だち登録からの通知・クーポン配信
- デジタル会員証・スタンプカード(13〜20万円):アプリを作らずWEBで完結する会員証
- スクラッチ型クーポン(8〜12万円):削って当たりが出る遊び心のあるクーポンで再来店のきっかけを作る
新規のお客様を集めるには広告などの費用がかかり続けるため、既存のお客様にもう一度来てもらう仕組みは費用対効果の高い投資になりやすい領域です。まずはLINE連携のような小さく始められるものから検討するのが現実的です。
海外のお客様を取り込みたい
- 多言語対応(1言語あたり8〜12万円):英語・中国語などの切り替え表示。海外からのお客様がいる観光・飲食・宿泊業などで役立ちます。
業務を減らしたい・探しやすくしたい
- AI接客(25〜40万円):よくある質問にチャットで自動応答
- CMS化(13〜20万円):お知らせや料金表を自分たちで更新できるようにする
- 検索機能(25〜40万円):商品・物件などを条件で絞り込み
- 求人ページ(13〜20万円):募集要項・応募フォームを自社サイトに整備
- イベント申込(13〜20万円):セミナーや見学会の受付
- ギャラリー(3〜4万円):施工事例や作品を見せる写真ギャラリー
- 電子カタログ(3〜4万円):紙・PDFのカタログを、ページをめくって読める形で掲載
2026年らしい機能:AI接客からスクラッチクーポンまで
ここ数年で現実的な価格になった、比較的新しい機能です。
| 機能 | 特徴 | 費用目安 |
|---|---|---|
| AI接客 | 営業時間外もよくある質問に自動応答。電話・メール対応を削減 | 25〜40万円 |
| LINE連携 | 日本の生活導線に合わせた通知・再来店の仕掛け | 10〜16万円 |
| モバイルオーダー | 飲食店の注文業務を客のスマホに任せる | 38〜60万円 |
| スクラッチ型クーポン | ゲーム性のあるクーポンでリピートのきっかけを作る | 8〜12万円 |
| 360°商品ビューア | 商品をぐるっと回して見せる。ECや工芸品と相性が良い | 15〜24万円 |
| 360°内見 | 店舗・物件の中をパノラマで見学 | 8〜12万円 |
AIを入れるかどうかで大切なのは、流行ではなくどの業務時間を減らしたいかです。例えば問い合わせの大半が営業時間・アクセス・料金のように答えが決まった質問なら、AIを使わない選択式チャット案内やよくある質問のページで足ります。言い方が人によってばらばらな質問や、状況で答えが変わる相談が多い場合に、AI接客の効果が出やすくなります。実際の動きはできること(実際に触れる機能デモ)で試せますので、導入後のイメージづくりにお使いください。
失敗しない選び方:1機能から、段階的に
機能は一度に全部入れる必要はありません。おすすめの進め方は次のとおりです。
- いちばん困っている業務を1つ決める(例:予約の電話対応)
- その解決に直結する機能を1つだけ入れる(例:ネット予約)
- 効果を見てから次を足す(例:無断キャンセルが気になったらリマインドを追加)
方向性が固まっていれば、複数の機能をまとめて導入することもできます。段階導入とまとめての導入のどちらが合うかは、業務の切迫度と予算次第です。
費用の考え方
最後に、費用面で押さえておきたいポイントです。
- 初期費用は0円で、かかるのは選んだ機能の費用だけ。上の表の金額は、要件による幅を含んだ目安です
- 公開後の保守は月2万円〜。予約や決済など「止まると困る」機能ほど、保守込みで考えることをおすすめします
- 機能を選んで概算を確かめたい場合は、かんたん見積もりで組み合わせごとの目安が分かります
- チラシ・広告など販路開拓の計画とセットにした小規模な導入なら、小規模事業者持続化補助金(ウェブサイト関連費の補助は上限30万円・単独申請は不可)を検討できる場合があります(2026年9月時点。採択・補助額は保証されず、原則後払い)。詳しくは補助金活用をご覧ください
- サイト全体の作り直しも視野に入れる場合は、リニューアル費用の相場が参考になります
よくある質問
Q. 今のホームページのまま、予約機能だけ追加できますか?
はい、可能です。初期費用は0円で、ネット予約機能(20〜32万円)の料金だけで既存サイトに追加できます。すでに予約サイトや予約サービスで受けている予約がある場合は、枠が連動しないと二重予約になるため、どちらで枠を管理するかを先に決めます。サイトの作りによって組み込み方は変わるため、まずは現状のURLを添えてご相談ください。
Q. どの機能から入れるべきか分かりません
「いちばん時間を取られている業務は何か」から逆算するのが近道です。電話対応ならネット予約やAI接客、会計ならオンライン決済、というように、困りごとに直結する1機能から始めることをおすすめします。
Q. AI接客は小さな店でも効果がありますか?
問い合わせの内容次第です。営業時間・場所・料金など答えが決まった質問が中心なら、AIを使わない選択式チャット案内(13〜20万円)の方が安く確実です。言い方がばらばらな質問や、状況で答えが変わる相談が多く、少人数で電話対応をしているお店なら、AI接客で電話対応を減らす効果が見込めます。個別相談が中心の業種では高機能フォームの方が合うこともあります。
まとめ
- ホームページの機能は、作り直さなくても後から追加できる(初期費用0円・機能ごとの費用だけ)
- 機能は「予約を増やす」「会計を楽にする」「リピートを作る」など、困りごとから選ぶ
- 2026年はAI接客・LINE連携・モバイルオーダーなど、業務を減らす機能が現実的な価格になった
- 1機能からの段階導入が基本。方向性が固まっていればまとめて入れることもできる
- 保守は月2万円〜。「止まると困る」機能ほど保守込みで計画する
気になる機能は見つかりましたか?かんたん見積もりで概算を確かめるか、お問い合わせから「この業務を楽にしたい」とだけお伝えいただければ、最適な機能構成をご提案します。