旅館・ホテルの公式WEBサイトで直予約を増やすには、次の3つを順にそろえます。①OTA(楽天トラベル・じゃらんnet・Booking.comなどの宿泊予約サイト)と在庫・料金が連動する予約の仕組み(予約エンジン+サイトコントローラー)を公式サイトに組み込む、②公式サイトの写真・予約までの導線・予約前の情報を整える、③公式サイトで予約する理由(特典・条件)を事実の範囲で示す。予約の仕組みは既製のサービスを使うのが一般的で、サイトコントローラーの料金を公開している例では、月額6,600円(税込・5室以下)から月額30,000円〜(総客室数で変動)まであり、別に初期費用がかかるものもあります。公式サイト側の整備は、当社(NorenUp)の料金表では、サイトの刷新が8万円〜80万円、予約エンジンをAPIで組み込む場合の外部サービス・API連携が13〜20万円(連携できるかは製品しだい)、多言語対応が1言語8〜12万円です(税別)。

この記事は、OTA経由の予約が多く、公式サイトからの直予約を増やしたい小〜中規模の旅館・ホテルの経営者・担当者の方に向けて、「何をすればよいか」「予約の仕組みはどう用意するか」「費用はどれくらいか」を整理したものです。サイト全体を作り直す費用の細かい内訳より、直予約に効く順番と、宿泊業ならではの注意点を中心に書いています。

直予約1件で浮く金額を、自社の手数料率で計算する

OTAの手数料は、各OTAとの契約で決まります。楽天トラベルの新規参画のご案内ページには具体的な率の記載がなく、資料請求で確かめる形です(楽天トラベル「新規参画のご案内」、2026年9月29日確認)。じゃらんnetの参画のご案内ページは、掲載は無料で、送客実績に対してシステム利用料・ポイント付与料等を負担する仕組みだと説明していますが、率の記載はありません(じゃらんnet「参画のご案内」、2026年9月29日確認)。Booking.comのパートナー向けヘルプでは、手数料は予約総額に対する一定の割合で、率は国・施設の種類・契約によって異なり、自社の率は宿泊施設契約書または管理画面の明細で確かめるよう案内されています(Booking.com for Partners「Fees for hosts: How invoices and commission work」、2026年9月29日確認)。

つまり「OTAの手数料は一般に何%」という数字を前提にするのではなく、自社の契約書と管理画面で率を確かめ、直予約1件あたりで浮く金額を計算するのが出発点です。計算の形は次のとおりです(数字はすべて仮の例です)。

  • 宿泊料金30,000円(税込)の予約1件が、手数料率10%のOTA経由なら、手数料は3,000円
  • 同じ予約が公式サイト経由に変わると、この3,000円が手元に残る。ここから公式サイトのカード決済手数料や、予約エンジンの月額を月の直予約件数で割った分を引いたものが、1件あたりの純増分
  • 月の予約件数のうち何件が公式サイトに移れば、予約の仕組みの月額と制作費を回収できるかを、この純増分で逆算する

OTAへの掲載をやめる必要はありません。OTAで宿を知った人が宿名で検索して公式サイトに来る流れがある以上、OTAは知ってもらう場、公式サイトは深く知って予約する場、という役割の分担が現実的です。公式サイトが受け皿として働いていないと、指名検索で来た人がまたOTAへ戻ることになります。

宿の予約は「予約エンジン+サイトコントローラー」で受けるのが前提

宿泊の予約で最も避けたいのは、公式サイトとOTAの両方で同じ部屋が売れてしまう二重予約(オーバーブッキング)です。これを防ぐため、宿泊業では次の3つの仕組みを組み合わせて予約を受けるのが一般的です。

仕組み 役割 公式サイトとの関係
サイトコントローラー 複数のOTA・旅行会社に出している客室在庫・料金・予約情報を、ひとつの画面で一元管理する 公式サイトの予約もここに集まる
予約エンジン(ブッキングエンジン) 公式サイト上の予約窓口。日付・人数から空室と料金を出し、予約を受け付ける サイトコントローラーの在庫を使って動く
PMS(宿泊管理システム) フロント業務・宿泊者情報・会計の管理 サイトコントローラーと連携させて使うことがある

サイトコントローラーの説明として、たとえばTL-リンカーンは旅行会社とネット販売の残室数・販売室数をひとつの画面に表示し、オーバーブッキングの防止と残室調整に使うと案内しています(シーナッツ「TL-リンカーン」、2026年9月29日確認)。在庫が連動していないと、公式サイトで受けた予約を手作業でOTAの在庫に反映するまでの間に、同じ部屋が二重に売れる余地が生まれます。Booking.comのヘルプでは、オーバーブッキングになった予約も、部屋を販売に出していた以上は手数料の対象と案内されています(掲載開始から30日未満の場合や、直近12か月のオーバーブッキングが5件未満の場合は免除。出典は上と同じ)。二重予約は信用だけでなく、費用の面でも損失になりえます。

公式サイトの予約機能を考えるときは、「予約フォームを作る」ことではなく、サイトコントローラーの在庫を使う予約エンジンを、公式サイトのどこに・どう置くかを設計する、と捉えるのが正確です。

予約の仕組みの3つの選択肢と、公開されている料金

選択肢 内容 向いている宿 費用の考え方
①既製の予約エンジンを公式サイトに組み込む サイトコントローラーと連動する予約エンジンを、公式サイトのデザインに合わせて組み込む OTAを使っている多くの宿 予約エンジン・サイトコントローラーの月額(各社の契約)+公式サイト側の組み込み費
②予約エンジンは既製のまま、公式サイト側を整える 予約エンジンの専用ページはそのまま使い、公式サイトのデザイン・導線・予約ボタンの置き方を直す すでに予約エンジンを使っていて、公式サイトが古い宿 公式サイトの刷新費のみ
③自社で予約機能を作る 公式サイト専用の予約・空き枠管理を開発する OTAを使っていない、客室が少ない、など在庫を公式サイトだけで管理できる宿 開発費。OTAとの在庫連動が必要なら、外部サービスとの連携費が別途

国内の代表的なサイトコントローラー・予約エンジン

公式サイトで機能と料金を確かめられたものを、確認できた範囲で並べます(いずれも2026年9月29日確認)。特定の製品をおすすめするものではなく、選ぶときは今使っているOTA・PMSとの連携可否を各社に確かめてください。

製品 公開されている料金 公式サイト用の予約エンジン
TL-リンカーン フルサービス:導入費100,000円・月額利用料30,000円〜(月額は総客室数により異なる。税の表記なし)。機能限定版は月額15,000円〜 TLブッキング。TL-リンカーンの在庫を使い、公式サイトに組み込む(料金はページに記載なし=問い合わせ制)
手間いらず 料金は問い合わせ制(公式サイトに記載なし) 手間なしNEXT。専用ページを置く「デザイン適用版」と、APIで公式サイトに組み込む「API版」がある(料金はページに記載なし)
ねっぱん!サイトコントローラー++ 初期設定料55,000円、月額利用料6,600円(5室以下)・10,780円(6室以上)。いずれも税込。予約数に応じた手数料なし 料金ページの範囲では確認できず(各社へ確認)
らく通with 月額固定料金9,800円〜(税の表記なし)。予約サイトごとの従量料金なし 自社予約システムをオプションとして提供

料金は改定されることがあります。契約前に必ず各社の最新の案内で、月額に含まれる範囲(客室数・連携先の数・PMS連携の有無)を確かめてください。

当社(NorenUp)がお手伝いできる範囲

①の組み込みは、予約エンジンがAPIを提供している場合に、公式サイトの見た目に合わせて空室検索・料金表示・予約への導線を作る作業です。当社の料金表では「外部サービス・API連携」の13〜20万円(税別)が目安です。ただし、連携できるかどうかは予約エンジン側のAPIの仕様と契約しだいです。 どのサイトコントローラー・予約エンジンとも連携できるわけではないため、使っている(または導入予定の)製品名を伺ったうえで、個別に可否を確かめてからお見積もりします。専用ページ型(デザイン適用版など)の場合は、公式サイトからの導線と予約ボタンの設計が中心になり、②の刷新費の範囲で収まることもあります。

③の自社開発は、当社の「予約・空き枠管理」20〜32万円(税別)です。OTAを使っていない、客室数が少なく在庫を公式サイトだけで管理できる、といった条件が合う宿に限ってご提案します。OTAと在庫を連動させる必要があるなら、外部サービスとの連携13〜20万円が別途必要になり、連携できるかは相手のサービスの仕様しだいで個別確認です。月額サービス型と自社組み込み型の費用の比べ方は予約システムの料金・費用の目安にまとめています。

公式サイト側で整える4つのこと

予約の仕組みが在庫と連動していても、公式サイトが「OTAで見た宿を確かめるだけの場所」で止まっていると、予約はOTAへ戻ります。公式サイト側で整えるのは次の4つです。

1. 最初の画面に、日付・人数から空室と料金を見られる入口を置く

トップページを開いてすぐの位置に、日付と人数を入れて空室と料金を確かめられる入口を置きます。予約エンジンの画面へ移る形でも、移る前に「この日はこの部屋がいくらで空いている」と分かる状態にしておくと、OTAで見た料金と公式サイトの料金をその場で比べてもらえます。

画面の見本は旅館・ホテルの制作デモでご覧いただけます。月の最安値カレンダーから日付を選び、部屋タイプごとの料金と残室を見て、予約フォームへ進む流れを再現したものです。架空の宿の制作デモで、実在の宿でも、実際に動いている予約システムでもありません。 実際の制作では、この流れを各宿の予約エンジンの仕様に合わせて組み立てます。

2. 写真の見せ方と、宿の言葉で書く案内文

客室からの眺め、露天風呂、季節の料理、朝の光——OTAの共通フォーマットでは伝えきれない空気感が、公式サイトの主役です。当社の本格リニューアル50〜80万円は、競合・課題の整理から、構成・文章・写真の見せ方まで業種に合わせて全面的に作り直す区分です。写真の撮影そのものは含まれません。 撮影は宿の側でカメラマンを手配していただくか、別途のご相談になります。今ある写真を活かして見せ方だけ整えるなら、標準リニューアル25〜40万円や、写真ギャラリー3〜4万円の追加で対応できます。

3. 予約前の不安に先回りして答える

食事の時間と場所、子ども連れやアレルギーへの対応、送迎の時間、駐車場、チェックイン・アウトの時刻、キャンセルの条件——予約の直前に気になることに公式サイトが答えていると、OTAのクチコミ欄に戻って確かめる必要がなくなります。これらは予約エンジンの画面には載らない情報なので、公式サイトの役割です。

4. スマホで重くないか、予約ボタンまでの表示を確かめる

写真の多い宿のサイトは、画像が重いと、スマホで最初の画面が出るまでに時間がかかります。今の公式サイトのURLをサイト無料診断に入れると、表示の速さ・スマホ対応・画像の重さ・検索の基本(ページの題名・説明文・画像の説明文)・安全な接続(https)を無料で採点できます(登録不要)。予約ボタンが最初の画面に出るまでの速さの目安にしてください。

「公式サイトが最安」と書くときの決まり

直予約を増やす定番は「公式サイトが最もお得」と示すことですが、表示には法律上の決まりがあります。

事実でない最安表示は、景品表示法の有利誤認表示にあたるおそれがあります。 消費者庁は、取引条件について実際のものより著しく有利だと一般消費者に誤認される表示、および競争業者のものより著しく有利だと誤認される表示を、有利誤認表示(景品表示法5条2号)として禁止しています(消費者庁「表示規制の概要」、2026年9月29日確認)。「公式サイトが最安」「ベストレート保証」とうたうなら、OTAに出している料金・条件と実際に比べて、その状態を保ち続ける運用が前提です。制作デモの「ベストレート保証」の帯は、あくまで見せ方の見本です。

OTAとの契約条項も確かめてください。公正取引委員会は2022年3月、Booking.com B.V.が宿泊施設との契約で、Booking.comに出す料金・部屋数を他の販売経路と同等かそれより有利にするよう求めていた条件(同等性条件)をやめることなどを内容とする確約計画を認定しました。ただし、この確約の対象からは、宿の自社サイトなどの料金との同等性を求める条件(ナロー型)が除かれています(公正取引委員会「Booking.com B.V.から申請があった確約計画の認定等について」(令和4年3月16日)、2026年9月29日確認)。つまり、公式サイトの料金をOTAより安くすることが、契約で制限されている場合があります。自社の契約でどう定められているかはOTAごと・契約時期ごとに違うため、公式サイト限定の料金や特典を設計する前に、契約書の該当条項を読み、不明なら担当者に確かめてください。料金ではなく、特典(チェックアウト時間の延長、館内サービスなど)で公式予約の理由を示す方法もあります。

料金の表示は税込の総額が基本です。事業者が消費者に対してあらかじめ価格を表示する場合は、店頭表示・広告などの媒体を問わず、消費税額を含めた価格の表示が義務づけられています(国税庁 タックスアンサー No.6902「総額表示」の義務付け、2026年9月29日確認)。加えて、温泉地の宿には入湯税があります。鉱泉浴場のある市町村が課す目的税で、税率は1人1日150円が標準、旅館などが入湯客から徴収して納める仕組みです(総務省「入湯税」、2026年9月29日確認)。東京都・大阪府・福岡県や、京都市・金沢市・北九州市・福岡市・長崎市などの自治体は宿泊税も設けています(総務省「法定外税の実施状況(令和6年度)」令和7年1月現在、2026年9月29日確認。一覧は令和7年1月現在のもので、最新の状況は所在地の自治体で確認してください)。これらを宿泊料金の表示に含めるか、別に示すかは、所在地の自治体の案内と、予約エンジンの料金表示の仕様に合わせて決めてください。

海外からの直予約:多言語対応

2025年の外国人延べ宿泊者数は1億7,992万人泊で、前年比9.4%増でした(観光庁「宿泊旅行統計調査」2025年・年間値(確定値)、2026年9月29日確認)。海外からの予約の多くはOTA経由ですが、英語の公式ページがあれば、宿名で検索してきた人からの直予約を受けられます。

当社の多言語対応は1言語8〜12万円(税別)です。全ページを訳す必要はなく、客室・料理・温泉・アクセス・予約の入口の主要ページから始めます。予約エンジンの画面が日本語のままだと、英語ページで納得した人が最後の入力で止まります。 使う予約エンジンが多言語の予約画面に対応しているかは、製品を選ぶ段階で確かめてください。範囲の決め方と費用の考え方はWEBサイトの多言語対応の費用にまとめています。

費用の目安(NorenUp・税別)

当社の料金は「ベースを1つ選び、機能を足す」形です。大手WEB制作会社の目安(当社調べ・2026年9月時点)と並べています。

項目 内容 当社の目安 大手WEB制作会社の目安
機能だけ足すときの初期費用 今のサイトを活かし、必要な機能だけを追加。環境構築・現状調査・テストにも費用はかからず、機能ごとの料金だけ。デザインの作り直しは含まない 0円 10〜30万円
ライトリニューアル 今あるページの見た目・スマホ表示・問い合わせ導線を整える軽めの刷新。ページの新規追加や構成の大きな変更は含まない 8〜12万円 30〜100万円
標準リニューアル 下層ページも含めWordPressで作り直し。情報の並び替え・動線の見直し・SEOの初期設計まで 25〜40万円 100〜500万円
本格リニューアル 競合・課題の整理から、構成・文章・写真の見せ方まで業種に合わせて全面的に作り直す(撮影・予約・多言語などの機能は含まない) 50〜80万円 300〜1,000万円
外部サービス・API連携 既製の予約エンジンのAPIを公式サイトに組み込む(連携可否は個別確認) 13〜20万円 50〜200万円
予約・空き枠管理 自社開発の予約機能。OTAを使わない・客室が少ない宿向け 20〜32万円 80〜500万円
多言語対応(1言語) 主要ページの言語版と言語切替 8〜12万円 30〜150万円
写真ギャラリー 客室・温泉・料理の写真を見せる構成 3〜4万円 10〜40万円
クチコミ・評価連携表示 Googleクチコミ等を公式サイトに集約 5〜8万円 —
機能つきサイトの保守(月額) 更新、バックアップ、セキュリティ確認、小さな修正(月5回まで)、予約など仕組みの動作確認 月2万円〜 —

組み合わせの例は次のとおりです。予約エンジン・サイトコントローラーの月額と決済手数料は各社との契約で別途かかり、撮影も含まれません。

  1. 今の公式サイトはそのままで、予約エンジン(API版)を組み込む:外部サービス・API連携のみ(初期費用0円)=13〜20万円
  2. サイト全体を整えて、予約エンジンを組み込む:標準リニューアル+外部サービス・API連携=38〜60万円
  3. 写真の見せ方から全面刷新し、英語ページと予約エンジンまで:本格リニューアル+外部サービス・API連携+多言語対応1言語=71〜112万円

公開後の保守を新たに契約する場合は、初期費用に機能つきサイトの保守月2万円〜×契約月数が加わります。他の機能を足した概算はかんたん見積もりでその場で確認でき、自社開発の予約機能の動きはできること(機能の実例)で触って確かめられます。

よくある質問

Q. OTAをやめて公式サイトだけにしたほうがよいですか?

併用をおすすめします。OTAは宿を知ってもらう場として集客力があり、公式サイトは指名検索と再訪の受け皿です。直予約の比率を少しずつ高めることを目標にし、OTAの在庫と公式サイトの在庫はサイトコントローラーで一元管理しておきます。

Q. 公式サイト専用の予約フォームを作れば十分ではありませんか?

OTAを使っている宿では不十分です。フォームで受けた予約をOTAの在庫に手作業で反映する間に、同じ部屋が二重に売れる余地が残ります。サイトコントローラーと連動する予約エンジンを組み込む①、または予約エンジンの専用ページはそのままで公式サイト側を整える②が現実的です。自社開発の予約機能③は、OTAを使っていない・客室が少ないなど、在庫を公式サイトだけで管理できる宿に限ります。

Q. 予約エンジンの画面が公式サイトのデザインと違っていて、切り替わった瞬間に離脱されます

APIを提供している予約エンジンなら、空室検索・料金表示・予約への導線を公式サイトの見た目で作り、予約エンジンの画面へ移る回数を減らせます(連携できるかは製品の仕様しだいで個別確認)。APIがない場合も、公式サイト側で日付・部屋・料金の見せ方を整え、予約エンジンへ移る前に「この日はこの部屋がいくら」と分かる状態にしておくと、切り替わりの不安は小さくなります。

Q. 何から始めればよいですか?

順番は、①契約書と管理画面で自社のOTA手数料率を確かめて直予約1件の価値を計算する、②使っている(または導入する)サイトコントローラー・予約エンジンとその連携方法を決める、③公式サイトの最初の画面・写真・予約前の情報を整える、④公式サイトで予約する理由を事実の範囲で示す、です。多言語対応は、海外からの予約や問い合わせがすでに来ているなら同時に、まだなら②③のあとで検討します。

まとめ

  • OTAの手数料率は契約で決まる。契約書・管理画面で自社の率を確かめ、直予約1件あたりで浮く金額を計算してから投資を決める
  • 宿の予約は予約エンジン+サイトコントローラーで受けるのが前提。在庫が連動しない予約フォームは二重予約の危険がある
  • 選択肢は、①既製の予約エンジンを公式サイトに組み込む、②予約エンジンは既製のまま公式サイト側を整える、③自社開発(OTAを使わない・客室が少ない宿に限る)。組み込みの可否は予約エンジンのAPIの仕様しだい
  • 公式サイト側は、最初の画面の予約の入口、写真の見せ方、予約前の情報、スマホでの表示の速さの4つを整える
  • 「公式サイトが最安」は事実である状態を保ち、税込の総額で表示する。入湯税・宿泊税の扱いとOTAの契約条項も確認する

宿泊業向けの制作の考え方は旅館・ホテルのWEBサイト制作に、観光・体験事業の予約の考え方は観光・体験ツアーのWEBサイトで予約を増やす方法にまとめています。

「使っている予約エンジンを公式サイトに組み込めるか知りたい」「OTA比率に合わせて、無理のない構成で直予約を増やしたい」——製品名と今の公式サイトのURLを添えて、お問い合わせからご相談ください。連携の可否を確かめたうえで構成と金額をお伝えします。